プレゼンの締めくくりである「最後のスライド」、とりあえず「ご清聴ありがとうございました」という文字だけを置いて終わらせていませんか?
質疑応答の間は、最後のスライドを表示したままにすることがあります。結論や連絡先を残しておくと、聞き手が要点を振り返ったり、後で資料にアクセスしたりできます。
この記事では、ゼミ・卒論発表、商談、オンライン発表で使える締め方を紹介します。決まった正解を当てはめるのではなく、発表後に相手にしてほしいことから内容を選びましょう。


最後のスライドにどんな役割を持たせるか
最後のスライドには、発表の要点を残す、質問を促す、次の行動を案内するなどの役割があります。目的を一つ決めてから、必要な情報を配置します。
感謝の言葉だけのシンプルなページでも、場面に合っていれば問題ありません。質問の手がかりが必要なら要約を、後日連絡を受けたいなら窓口を加えるなど、用途に合わせます。
「感謝の言葉」の正しい選び方
感謝の言葉は、発表の場と相手との関係に合わせて選びます。長い敬語を重ねるより、伝えたい内容を簡潔に示しましょう。
学生・アカデミックな場
学会や研究発表では、発表を聞いてもらったことへの感謝を伝え、必要に応じて質問を受け付ける言葉を添えます。
- 一般的な表現:「ご清聴ありがとうございました」は、発表を聞いてもらったことへの感謝に使えます。
- 漢字を確認する:「清聴」は相手が聞くことを敬う表現です。「静聴」と混同しないように、締めの挨拶では「ご清聴」を使います。
- プラスアルファ:「ご指導のほど、よろしくお願いいたします」と添えると、質疑応答に向けて前向きな姿勢を示せます。

ビジネス・商談の場
ビジネスでは、感謝に加えて「次のアクション」を意識したフレーズ選びが鍵を握ります。
商談の締め:「ご検討のほど、何卒よろしくお願い申し上げます」
セミナー登壇:「本日は貴重なお時間をいただき、誠にありがとうございました」
英語での発表:発表言語や参加者に合わせて「Thank you for your attention.」などを使います。業種だけを理由に英語を併記する必要はありません。

オンラインプレゼンの場
オンライン発表では、資料のリンクや質問の送り先を画面とチャットに示す方法があります。同じ端末で視聴する人もいるため、QRコードだけでなくクリックできるリンクも用意しましょう。公開してよい連絡先と資料だけを載せ、閲覧権限を確認します。
最後のスライドに使える5つの要素
次の5要素から、発表の目的に必要なものを選びます。すべてを1枚に詰め込む必要はありません。
① プレゼンの要約(サマリー)
質疑応答中、聞き手は「さっきの結論、何だっけ?」と振り返りたくなります。
コツ:結論と根拠など、質問の手がかりになる要点を短く再掲します。数は固定せず、読みやすい量に絞ります。
② 連絡先と「自分」の情報
質問や問い合わせの窓口を示します。
内容:氏名、所属、メールアドレス。学生ならポートフォリオのURLなど。
③ QRコードの戦略的配置
QRコードは、手元の端末から資料やフォームを開いてもらいたい場合の選択肢です。必須のマナーではありません。配布・投影した状態で読み取れるかを確認します。
- 活用法:アンケートフォーム、製品デモ動画、補足資料のPDFなど。
- 一工夫:「スマホでスキャンしてください」という一言を口頭で添えるだけで、聞き手の読み取り行動を後押ししやすくなります。
④ 組織のアイデンティティ
組織の指定がある場合は、ロゴや色を資料全体とそろえます。大学のエンブレムなども、使用ルールを確認して配置してください。
⑤ 視覚的な余韻
写真や図を使うなら、テーマとの関係が分かるものを選びます。背景に置く場合は、感謝の言葉や連絡先が読みにくくならないようにします。装飾がなくても構いません。

文字と情報を読みやすく配置する
次の3点を確認すると、締めのページを読みやすく整えられます。
- 余白を確保する:要約、連絡先、リンクを区切り、それぞれのまとまりが分かるように配置します。
- 文字を読みやすくする:使う画面や会場に合わせて、書体、文字サイズ、行間を選びます。後ろの席からも連絡先を読めるか確認しましょう。
- 役割ごとに配置する:要約を上部、連絡先と資料案内を下部に置くなど、情報のまとまりが分かる配置にします。
質疑応答を成功させる「最後の一言」
質疑応答に移るときは、質問してほしい範囲や使える時間を案内します。例えば、次のように声をかけられます。
「どの部分でも構いませんので、ご意見やご感想をいただけますでしょうか。」
「実施方法についてのご質問もお受けします」のように論点を示す方法もあります。発表の場に合う言い方を選び、質問を考える時間を少し取りましょう。
よくある質問
Q. 質疑応答中は、どのスライドを映しておくのが正解ですか?
A. 要約や資料の案内を表示し、質問に応じて関連するページに戻ります。最後のページを固定しておく必要はありません。
Q. オンラインプレゼンでも締めの言葉は対面と同じでいいですか?
A. 感謝の言葉自体は同じで構いませんが、資料ダウンロードリンクやチャットへの誘導など、オンラインならではの行動喚起を添えるとより効果的です。
Q. 学会発表と社内プレゼンで、敬語表現はどのくらい変えるべきですか?
A. どちらも簡潔で丁寧な表現を使えます。「ご指導」を求めるか、「ご検討」を依頼するかは、実際に相手にお願いしたいことに合わせます。
締めのページを作る:Presenti AIで下書きを整える
締めのページは、資料全体のテンプレートを使って作ると、見出しや色をそろえやすくなります。要約、連絡先、次の行動のうち、必要なものを先に整理してください。
そこで活用したいのが、AIプレゼン生成ツールPresentiです。

Presentiで編集するときの確認点
Presentiでは、構成の下書きから内容と配置を編集できます。最後のページも、残したい要点と案内を具体的に入力し、生成後に自分で確認します。
- 要点を入力する:最後に残したい結論と、問い合わせ先や資料の案内を原稿に含めます。
- 用途に合わせて編集する:感謝の言葉、要約、次の行動を発表の場に合わせて選びます。
- リンクと表示を確認する:QRコードを使う場合は画像を配置し、読み取り先と閲覧権限を確認します。
まとめ
最後のスライドは、発表の終わりと、その後の質問や連絡をつなぎます。結論、窓口、次の行動のどれを残すかを決めると、必要な情報を絞れます。
Presenti AIで作った場合も、最後に資料を開いて、連絡先、リンク、QRコードと文字の読みやすさを確認しましょう。