「AIは敵か味方か」は、学校での使い方を考える出発点になります。ただし、単純な賛成・反対だけでは、学習のどこに役立ち、何が課題なのかが見えにくくなります。利用する場面と条件を絞り、根拠を比べる発表にしてみましょう。


AI教育の現状と議論
学校での生成AI利用を考える際は、授業の目的と学校のルールを確認します。調べ学習、文章の推敲、問題の解説など、使う場面によって評価すべき点は異なります。
例えば、答えをそのまま写す使い方と、自分の解答への質問や別の説明を求める使い方を比べられます。理解を助ける可能性と、誤りを見落とす可能性の両方を、具体例に沿って検討しましょう。
参考資料には、文部科学省の生成AI利活用ガイドラインなどがあります。公開日と対象を確認し、自分の学校の方針と区別して紹介してください。
テーマを絞るための3つの観点
一つ目は、発表時間内に答えを検討できる問いに絞ることです。「AIと教育」全体よりも、「英作文の推敲にAIを使うとき、どこまで自分で確認するべきか」のように対象を具体化します。
二つ目は、具体的な場面を示すことです。実体験を使うなら、実際に行った内容と気づきを記録します。架空の例を作る場合は、説明用の例であると明示し、実際の調査結果と混同しないようにしましょう。
三つ目は、比較する基準をそろえることです。分かりやすさ、誤りの有無、自分で説明できるかなどを分けて考えると、「便利だった」だけでは分からない利点と課題を示せます。
AIで資料の構成を検討する
資料作成では、問いを決め、根拠を集め、説明の順序を考える作業が必要です。AIを使う場合も、先に調査した内容と発表で伝える結論を整理します。
AIには、対象者、発表時間、論点、使う資料を伝え、構成案や見出しの候補を作ってもらえます。例えば「利点・課題・必要な条件を分け、出典が必要な箇所を示して」と依頼すると、調査の不足にも気づきやすくなります。
生成された事例や数値を、そのまま実績として使わないでください。実際の経験、文献で確認した情報、説明用の仮定を区別し、引用する資料は原文まで確認しましょう。

Presentiで発表資料の下書きを作る
Presentiでは、テーマや文章からスライドの下書きを作成できます。無料プランには限られたAIクレジットがあるため、作りたい資料の範囲と利用できる機能を確認してから進めます。
テンプレートは、比較表や具体例を読みやすく示せるものを選びます。発表内容と関係のない装飾よりも、見出し、本文、図表の区別が分かる配置を優先しましょう。

テーマ入力だけでなく、既存の文章、Markdown、XMindなども利用できます。Word・PDFの取り込みには有料プランが必要です。調査済みの原稿があれば、その内容を基に構成を作れます。
生成後は、テンプレートや美化機能で配置を整えます。文字の大きさ、改行、図表の対応を確認し、AI利用の利点と課題が同じ基準で比較されているかを見直しましょう。
Presentiで学校プレゼン資料を作る手順
まず、学校のAI利用ルールとサービスの利用条件を確認します。未成年者は年齢条件や必要な保護者の同意も確認し、授業で認められた方法で利用してください。
次に、素材に合う方法を選びます。テーマから始める場合は問いと論点を入力し、文章がある場合は確認済みの原稿を使います。MarkdownやXMindでアウトラインを整理する方法もあります。Word・PDFの取り込みは有料です。

生成前に構成を確認し、内容に合うテンプレートを選びます。生成後は、出典、数値、専門用語を元の資料と照合し、必要に応じて文章や配置を編集します。
最後に、発表時間に収まるかを声に出して確認します。PPTX・PDFの書き出しには有料プランが必要です。提出する形式で開き直し、文字や図表が読めるかを確認してください。
教室で読みやすいスライドに整える
投影用のスライドでは、後ろの席からでも要点が分かる文字量と大きさが必要です。配布用では、発表を聞かなくても条件や出典が分かる補足を残します。
日本語と英数字が混ざる箇所は、用語の途中で改行されていないか確認します。「生成AI」「ChatGPT」などの表記をそろえ、最初に使う専門用語には短い説明を添えましょう。
色は、利点、課題、条件の区別など、意味を伝えるために使います。背景とのコントラストを確保し、色だけに頼らず見出しやラベルでも区別してください。
比較表では、行を利用場面、列を利点・課題・必要な確認事項にすると、論点を整理できます。各項目の根拠を示し、まだ分からない点も空欄にせず「未確認」と記します。
図表を使うときは、説明する順番に沿って配置し、本文と同じ用語を使います。小さすぎる注釈は補足ページに分け、出典を読める大きさで残しましょう。
まとめ
結論では、AIを使う場面、役立つ点、確認が必要な点を具体的に示します。資料作成の流れは、AIでプレゼン資料を作るガイドも参考にできます。発表では、調べた根拠と自分の考えを分けて説明しましょう。