製品デモのプレゼンでは、顧客の一つの作業を、入力から使える成果物まで追います。最初に顧客が実現したいことを示し、操作の流れを確かめる場面を見せ、意味のある編集を一つ行う時間を確保してください。聞き手が求めていない機能を一通り紹介するより、必要な操作に絞ったほうが伝わります。
説明用のスライドを用意するなら、Presentiで顧客のニーズに沿った営業プレゼンを作れます。実演とスライドの説明は役割を分けます。スライドは注目点を説明し、製品の操作は実際に何が起きるかを示します。

顧客の作業を具体例にする
運用マネージャーが、業務手順の構成案を短い研修資料にしたいと考えているとします。この説明用の例では、元の資料は架空のものです。Northlineという会社の備品申請を扱い、実際の従業員や顧客のデータは含みません。
マネージャーが欲しいのは、誰が申請し、誰が承認し、情報が足りない場合にどうなるかを説明する初稿です。そのため、デモでは元の資料、スライド構成、情報不足による差し戻しの編集を示します。テーマ、グラフ、共有設定をすべて実演する必要はありません。
対象者:Northlineの新入社員 目的:備品申請の流れを説明する 1. 品目、業務上の理由、必要日を記入して申請する。 2. チームのマネージャーが業務上の理由を確認する。 3. IT部門が在庫・提供の可否を確認する。 4. 情報が足りない場合は、不足している項目を明示して申請を差し戻す。 5. 承認された場合は、受け取りまたは配送の詳細を確認する。 6. 通常と異なる申請は、個別の判断のためサービスデスクに回す。 情報を補うための差し戻しと、却下を区別する。
元の資料にない承認期限を作ったり、人が判断するだけと書かれている工程を自動化したりしないでください。そうした変更は、作業自体を変えて、製品により高い能力があるように見せてしまいます。
12分のデモ進行台本
次の配分では、結果を確認して編集する時間を取ります。本番で使うアカウント、端末、入力でリハーサルし、実際の処理時間に合わせて調整してください。誰にでも同じ速さで処理できるとは主張しません。
| 時間 | 発表者の操作 | 聞き手が確認できること |
|---|---|---|
| 00:00–01:00 | マネージャーの作業を説明し、元の構成案を見せる。 | 身近な資料からデモが始まる。 |
| 01:00–03:00 | 製品が対応するテキスト入力手順で構成案を入れ、適したスタイルを選ぶ。 | 入力とデザインの選択が対象者に合っている。 |
| 03:00–05:00 | 初稿を生成し、必要なら待機状態を説明する。 | 実演中の操作と用意済みの結果を区別できる。 |
| 05:00–07:00 | スライドの順序を確認し、情報不足による差し戻しの箇所を探す。 | 手順上の違いが構成に残っている。 |
| 07:00–09:00 | 曖昧な「申請を却下」という見出しを「不足情報の記入を求めて申請を差し戻す」に直す。 | 初稿の表現を修正できる。 |
| 09:00–10:00 | 編集の続行や利用できる書き出しなど、顧客が重視する次の操作を見せる。 | 引き渡しが顧客の要件に合う。 |
| 10:00–12:00 | 作業について質問を受け、小さな次の試行に合意する。 | 顧客が用意するものと、未確認の点が分かる。 |
Presentiの公開されているテキストからプレゼンを作るページでは、テーマや貼り付けたテキストの入力、デザイン選択、編集できる初稿、確認後の書き出しを説明しています。自分のアカウントの現在の手順を実演し、宣伝用の画像だけから特定の上限や権限を推測しないでください。
顧客の疑問に答える編集を見せる
この例で最も重要な確認場面は、生成ではありません。差し戻しと却下の違いを見つけて直すことです。編集前に、「初稿でこの違いが曖昧になったら、最初から作り直さずに直せるでしょうか」と問いかけます。その後に表現を修正し、元の構成案も再確認します。
変更前と変更後は、読める時間だけ表示してください。編集が別のスライドにも影響したら、その結果も確認してから進みます。「完全に編集可能」と言うより、具体的な修正を一つ見せるほうが操作の実際を伝えられます。

実演が止まったら、代替手順を正直に示す
代替用に三つのファイルを準備します。実際に使う入力、以前の実行で保存した初稿、編集を示す静止画です。初稿には準備した日時を記載します。生成が止まったら、「同じ入力で、事前に用意した初稿です」と説明して、確認と編集を続けます。保存済みの結果を、今その場で生成したように見せてはいけません。静止画の準備にはプレゼン用スクリーンショットのガイドを使い、機密情報を隠し、作業の文脈を残して、スライドの表示サイズで読めるか確かめます。画像は代替資料と明示し、実演の証拠として扱わないでください。
編集画面も使えなければ、静止画で何を確認する予定だったかを説明し、実際の動作確認がまだ必要なことを記録します。書き出しが失敗したら、顧客に渡せるファイルができたとは言わず、後で確認する項目にします。代替手順は議論を続けるためのもので、すべての工程に成功したという意味ではありません。
顧客が実行できる試行を提案して終える
運用マネージャーには、小さな次の行動を一つ提案します。機密情報を含まない業務手順を使い、出来上がった資料を見た同僚に、流れを説明してもらうことです。その反応から、順序と表現が分かりやすいか判断できます。編集可能なPowerPointファイルが必要なら、「書き出し」の表示だけで判断せず、そのファイルを開いて変更するところまで試行に含めます。
Salesforceのデモガイドは、顧客の質問に答える、相手に合わせた試用を重視しています。この台本もそのためのものです。顧客の作業を見失わず、関係する動作を製品で確かめ、関係のない機能は別の機会に回します。
説明でき、結果を確認できる短い構成案を使って、Presentiでプレゼン作成を始めてみてください。最も華やかな場面ではなく、顧客が信頼できるか確かめたい場面を軸に、デモを組み立てます。