ゼミ発表では、研究内容を説明し、参加者から意見をもらうための論点を示します。メモや文献を整理してからスライドにすると、必要な情報を選びやすくなります。この記事では、Presentiで下書きを作り、内容を確かめる流れを紹介します。


スライドを作る前に研究内容を整理する
文献を読む作業と、スライドを整える作業を同時に進めると、どこまで内容が固まったか分かりにくくなります。先に研究の問いと説明する範囲を決め、構成案を作りましょう。 授業や学習発表のスライドにまとめる段階では、教育向けのプレゼン作成機能も下書きづくりに利用できます。
投影するスライドと、配布するレジュメが必要かを確認します。両方を用意する場合は、スライドに主要な論点、レジュメに詳しい説明や文献情報を載せるなど、役割を分けられます。
発表時間に合わせて、研究背景、方法、主要結果、議論したい点を選びます。AIに構成案を提案させる場合も、何を残すかは自分で判断しましょう。冒頭の問いと目的を絞りにくい場合は、研究目的スライドの組み立て方を参考に、未解明の点と今回明らかにする点をつなげましょう。
ゼミ発表の下書きにPresentiを使う
Presentiは、テーマや文章からスライドの下書きを作成・編集できるツールです。授業やゼミで利用してよいか、まず担当教員の方針を確認してください。

生成した資料は、日本語の文章、専門用語、改行を見直します。整った見た目でも、研究の前提や結論が正しく表されているとは限りません。
研究の進み具合に合わせ、次のように入力する材料を用意できます。
1. テーマと研究の問い:構想段階では、調べたいこと、背景、予定する方法を入力します。結果がまだ出ていない段階では、研究計画の発表構成に沿って方法と予定、期待する成果を分けて示します。

2. 対応ファイル:Word・PDFの取り込みは有料プランです。利用が認められた原稿を使い、要点の抜けや誤読を確認します。
3. 整理したメモ:文献からの情報と自分の考察を分け、出典を添えて入力します。
4. Web資料を参照した構成案:必要な情報と出典を整理し、公開日や内容の信頼性も確認します。
無料プランは限られたAIクレジットで試せます。未公開データや個人情報を含まない、利用が認められた材料から始めましょう。
Presentiでゼミ発表の下書きを作る4ステップ
それでは、具体的にどのようにしてゼミ発表の準備を効率化していくのか、そのワークフローを見ていきましょう。
手順1:研究内容のインプット
研究の問い、参照した文献、方法、結果、未解決の点をメモにします。結果がまだ出ていない場合は、研究計画であることを明示してください。
手順2:アウトラインのブラッシュアップ
構成案を原稿と比較し、文献の主張と自分の考察が区別されているかを確認します。方法の説明や引用が足りなければ補い、生成された参考文献は実在と内容を確認します。
手順3:デザインとテンプレートの選択
図表と本文を読みやすく配置できるテンプレートを選びます。文字が小さすぎないか、図のラベルや出典が読めるかを、投影する場面を想定して確認しましょう。

手順4:パワポ形式での書き出しと最終確認
PPTXへの書き出しは有料プランで利用できます。学校で使うPowerPointで開き、図表と数式、改行、フォントを確認します。発表メモも用意し、指定時間内で説明できるか練習しましょう。

下書きで確認する配置・情報量・修正箇所
下書きの編集では、次の3点を順に確認すると、修正箇所を整理できます。
第一に配置です。比較する図を近くに置き、説明文と対象が対応するように整えます。矢印が示す関係も原稿と照合しましょう。
第二に情報量です。複雑な説明は全体像と詳細に分け、1枚に詰め込まないようにします。省略した条件が解釈を変えないかにも注意してください。
第三に修正後の確認です。本文を変えたら関連する見出し、図表、結論も見直します。配置が自動調整された場合でも、内容と表示を再確認します。

よくある質問(FAQ)
Q1. AIが生成した内容は、剽窃(盗用)になりませんか?
AIを使ったことだけで剽窃の有無は決まりません。引用と自分の主張を区別し、出典を示し、担当教員や大学のAI利用方針に従います。必要な利用申告を行い、生成された文章や文献も原典で確認してください。
Q2. 専門用語が多い研究でも対応できますか?
重要な専門用語と定義を入力に含めます。生成後は用語が保たれているか、平易な表現への言い換えで意味が変わっていないかを確認しましょう。
Q3. 他のツールと何を比較すればよいですか?
自分の資料で、対応する入力形式、編集のしやすさ、日本語の表示、必要な出力形式と料金を比較します。特定のツールがすべての研究分野に最適とは限りません。
まとめ:
発表の最後には、意見をもらいたい問いを明示しましょう。AIで作った下書きを原資料と照合し、自分の言葉で説明できるように準備します。見た目だけでなく、研究の内容について議論できる資料を目指してください。