Windows版PowerPointでスライド番号を付けるには、[挿入]→[スライド番号]を開き、番号を有効にして[すべてに適用]を選びます。表紙に番号を出したくない場合は、[タイトル スライドに表示しない]を選びます。それでも番号が表示されないスライドがあれば、テキストボックスで数字を補う前に、そのスライドのレイアウトを確認してください。

区別したいのは、ファイル内での位置、割り当てられた番号、番号を表示するかどうかの3点です。表紙は番号を表示しなくても1枚目に数えられます。また、開始番号を変える操作は連番を変えるものであり、スライドを取り除く操作ではありません。

番号付けは、読みやすい資料を作るための一要素です。周囲の文字、配置、情報の強弱も整えたい場合は、PowerPointのレイアウトを整える基本のコツを参照してください。ここでは、議論、並べ替え、共有の際に迷わず参照できる番号を付ける方法に絞ります。

番号のない表紙に続き、2、3、4と番号が付いたプレゼンテーションのカードが並んでいます。

番号で何を指すのかを決める

「表紙」「概要」「選択肢」「決定」の4枚でプロジェクトについて話し合うとします。質疑応答では、参加者が番号でスライドを指定します。書式を整える前に、このファイル内の順番を示すのか、それとも別の資料から続く通し番号にするのかを決めましょう。

ファイル内のスライド1から開始し、表紙は非表示7から開始し、表紙は非表示
1 — 表紙1を非表示7を非表示
2 — 概要2を表示8を表示
3 — 選択肢3を表示9を表示
4 — 決定4を表示10を表示

表紙の番号を隠しても、次のスライドが1になるわけではありません。表紙も連番の一つを占めているためです。同じように、7から始めてもスライドが6枚増えるわけではなく、先頭に割り当てる番号が変わるだけです。

単独の会議資料なら、通常の連番で十分なことが多いでしょう。複数のファイルを一組の資料として扱う場合は、通し番号が役立ちます。どちらの場合も、「スライド3」が左側の3番目のサムネイルなのか、画面に表示された番号なのかを共同編集者に伝えてください。開始番号が1以外の場合は、特に重要です。

使っているPowerPointで自動番号を設定する

各スライドに数字を入力するのではなく、PowerPointの番号付け機能を使います。Microsoftは、Windows版とMac版の番号設定を案内しています。

Windowsデスクトップ版

  1. [挿入]→[スライド番号]を選びます。
  2. [スライド]タブで[スライド番号]を有効にします。
  3. プレゼンテーション全体に付けるには[すべてに適用]を選びます。

[挿入]→[ヘッダーとフッター]からも[スライド]タブを開けます。選択中のスライドだけを変更する場合は、[適用]を使います。

Macデスクトップ版

標準表示で[挿入]→[スライド番号]を選びます。番号を有効にし、必要に応じてダイアログ内で開始番号を指定して、[すべてに適用]または[適用]を選びます。

PowerPoint for the web

[挿入]→[フッター]→[スライド番号]を選び、フッターの作業ウィンドウで番号を有効にして[すべてに適用]を選びます。ここには、タイトルスライドの番号を隠す設定もあります。MicrosoftのWeb版の番号設定手順はこの作業ウィンドウについての説明であり、デスクトップ版のダイアログとは異なります。

設定後は、通常の本文スライドを確認しましょう。意図的に番号を隠した表紙だけを見ていると、設定が効いていないと誤解することがあります。

表紙を非表示にし、開始番号を指定する

番号設定で[タイトル スライドに表示しない]を有効にして、プレゼンテーション全体に適用します。実際の表紙と、ほかのタイトルスライドも確認してください。表紙らしい見た目でも、想定したタイトル用レイアウトが使われているとは限りません。

Windows版では、[デザイン]→[スライドのサイズ]→[ユーザー設定のスライドのサイズ]→[スライド開始番号]で開始値を変えます。希望する数値を入力して確定します。詳しくはMicrosoftのスライドの開始番号を変更する手順を参照してください。

上の例で、表紙を資料全体の7番にしたいなら7を指定します。表紙の番号を隠すと、「概要」には8が表示されます。「概要」を7にしたい場合は、その一つ前に当たる6を先頭スライドの開始番号にします。最初に見せたい番号から逆算しましょう。

特定のスライドだけ番号を消す場合は、そのスライドを選び、番号の設定を解除して[適用]を使います。[すべてに適用]ではありません。意図的に除外したスライドは記録しておくと、後で番号の欠落を直す人が、不要な番号まで戻すことを防げます。

ここで説明した開始値の操作は、Microsoftが案内するデスクトップ版の設定です。ブラウザー版に該当する設定が見当たらない場合は、デスクトップアプリで開いてください。数字を手入力しても、自動番号と同じ動作にはなりません。

同じ4枚で、表紙の1と7を非表示にした場合を比較。本文の表示番号はそれぞれ2・3・4と8・9・10です。
表紙の番号を非表示にする設定は番号の見え方を変え、開始番号の設定は連番そのものを変えます。

番号が表示されない原因を切り分ける

問題があるスライドと、正常に表示されるスライドを比較します。同じ設定を何度も適用するより、どの範囲で起きるのかを調べるほうが原因を絞れます。

状況最初に確認すること
通常の本文スライドにも番号がない番号を有効にし、全体に適用したか
表紙だけ番号がないタイトルスライドの非表示設定が意図どおりか
特定のレイアウトや取り込んだスライド群に番号がないそのレイアウトと、親のスライドマスター
番号はあるが読みにくい位置、文字色、周囲の画像や図形

Microsoftのフッターのトラブルシューティングでは、フッターのプレースホルダーが無効になっていることを、番号が出ない原因の一つとして挙げています。

  1. 問題のあるスライドを選び、[表示]→[スライド マスター]を開きます。
  2. そのレイアウトの[マスターのレイアウト]グループで[フッター]を有効にします。
  3. プレースホルダーを有効にできない場合は、そのレイアウトの親マスターを選びます。[マスターのレイアウト]を開き、[スライド番号]を含む必要なフッター項目を有効にします。
  4. 対象のレイアウトに戻ってフッターを有効にし、マスター表示を閉じてスライドを確認します。

たとえば、「概要」と「決定」には番号があり、「選択肢」だけにないなら、「選択肢」が使っているレイアウトから調べます。無関係なマスターを変更しても、そのスライドには反映されないことがあります。複数のテーマを組み合わせた資料には親マスターが複数存在しうるため、問題のスライドから対応するレイアウトをたどってください。

全ページを作り直さずに番号を読みやすくする

端に置いた小さな番号も、背景と区別できなければ役に立ちません。全面写真では淡い数字が埋もれ、情報量の多いグラフではデータラベルと見間違えることがあります。番号を置く隅やフッターの領域をそろえ、本文との間に余白を確保しましょう。

デスクトップ版では、スライドマスター表示で該当する番号のプレースホルダーを選び、位置を調整できます。Microsoftのフッターの書式設定では、マスターや特定のレイアウトでフォント、サイズ、色を変える方法を説明しています。一つ直せば全体が直ると思わず、実際に使う各レイアウトを確認してください。

既存の番号の上に別のテキストボックスを重ねて、見た目だけを直さないでください。二つの番号が重なり、背景やテーマを変更したときに、隠れていたほうが現れることがあります。

並べ替え後と共有時の表示を確認する

4枚の例のコピーで、簡単に動作を確かめられます。「選択肢」を「概要」の前へ移し、表示番号を確認します。番号は新しい順序に従うはずで、「選択肢」に手入力した3が付いたまま移動する状態ではありません。並び順を変える必要がなければ、確認後に元へ戻します。

次に、写真、グラフ、区切りページなど、使用している各レイアウトを1枚ずつ確認します。その後、相手が実際に受け取るファイルや書き出し版を開きます。表紙の番号を隠した場合や開始値を変えた場合、PDFビューアーのページ数と画面内のスライド番号は一致しないことがあります。会議メモでは、画面に表示された番号で統一して参照しましょう。

「3 / 12」のように総数を添える場合は、分母も確認してください。Microsoftの番号と総スライド数を表示する方法では、総数を手入力します。スライドを追加しても、その総数は自動更新されません。

送付前に、「コメントには各スライドに印字された番号を使ってください」のように、参照方法を一文で伝えておくと確実です。正しい番号は、全員が同じ番号を使ってこそ役立ちます。