学会発表では、限られた時間で研究の問い、方法、結果とその意味を伝えます。AIは構成や配置の下書きに使えますが、研究内容の確認は欠かせません。この記事では、Presentiを使う場合の準備から最終確認までを整理します。学位審査のための発表であれば、修士・博士論文の口頭試問に向けた構成を基に、所属先の審査要項へ合わせてください。

学会発表の資料作成を効率化:AIツールを賢く使うアカデミック活用法

1. 学会発表に求められる「伝わる」スライドの3要素

学会発表

まず発表時間、指定形式、対象分野の要項を確認し、次の3点を基準にスライドを考えます。

論理的構造:序論・本論・結論を視覚化する

研究背景、問い、方法、結果、考察のつながりを示します。必要に応じて章見出しや進行状況を添え、今何を説明しているか分かる構成にしましょう。

視覚的な整理:図表と説明の場所を確保する

投影用のスライドでは、図表と結論を十分な大きさで示します。詳細な方法や追加結果は補足に分け、必要に応じて質疑で参照できるようにします。

見出し・データ・注記を区別する

見出し、主要データ、注記を区別して配置します。重要な条件や出典を小さくしすぎず、図表だけを見ても単位と対象が分かるようにしましょう。

2. 次世代AI PPT作成ツール「Presenti」を下書きに使う

Presentiは、原稿や構成案からスライドの下書きを作成できるツールです。研究の意義や解釈が適切かは、研究者自身が判断します。

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テーマやテキストから構成案を作る方法に加え、有料プランではWord・PDFを取り込めます。未公開原稿を使う前に、所属機関や共同研究の取り決めを確認してください。

テンプレートは、数式、図表、注記を読みやすく置けるものを選びます。装飾よりも、発表内容に必要な配置を優先しましょう。Googleスライドで数式を追加する必要がある場合は、特殊文字・LaTeX・画像を使う数式の入れ方で、編集する方法と表示する方法を分けて選べます。

3. Presentiで学会発表資料を作る4ステップ

では、具体的にどのようにして作業を進めれば良いのでしょうか。ここでは、Presentiを導入して資料作成を効率化する具体的なステップを紹介します。

手順1:論文や抄録をインプットする

入力してよい範囲の抄録や研究概要を用意し、問い、方法、主要結果、限界を明記します。Word・PDFを取り込んだ場合も、省略や誤読がないか原稿と照合してください。

手順2:AIによる構成案のブラッシュアップ

構成案を見て、研究の問いに結果と結論が対応しているかを確認します。重要な方法を補い、発表時間に収まらない詳細は付録に分けましょう。

ai ツール

手順3:デザインとフォントの選択

背景と文字に十分なコントラストがあるテーマを選びます。日本語、英数字、数式を含むスライドは実際の表示サイズで読み、改行とフォントを調整します。

手順4:PowerPoint形式でのエクスポートと最終調整

PPTXへの書き出しは有料プランで利用できます。使用予定のPowerPointで開き、数式、単位、図表、引用を確認します。学会や研究室の指定形式にも合わせてください。

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4. 図表と短くした文章を原稿と照合する

仕上げでは、図表の内容と見え方を一緒に確認します。軸、凡例、単位、誤差の示し方が、説明している結果と一致しているかが重要です。

関連する図と説明を近くに置き、比較する図は条件と尺度をそろえます。レイアウトの提案を使う場合も、比較を誤解させない配置かを判断しましょう。

文章を短くする際は、対象、条件、留保を残します。図解に置き換えた場合も、原文の意味や因果関係が変わっていないか確認してください。

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5. よくある質問(FAQ)

Q1: AIが生成した内容は学術的に正確ですか?

AIはあくまで入力された情報を整理・構成するサポーターです。特に数値データや数式に関しては、最終段階で必ず人間によるダブルチェックが必要です。Presentiは構成案を作るツールとして使い、内容の正確性は研究者自身が担保するという「分業」が、最も賢い活用法です。

Q2: セキュリティ面は大丈夫ですか?

未発表データや原稿は、所属機関、共同研究者、投稿先の方針に従って扱います。概要にも機密情報が含まれることがあるため、抽象化すれば入力してよいとは限りません。利用が認められた情報だけを使ってください。

Q3: 日本語の専門用語には対応していますか?

用語と略語の定義を入力に含め、生成後に原典と照合します。自然な文章でも専門的な意味が変わる場合があるため、言い換えは特に注意して確認します。

Q4: 無料で使い始めることはできますか?

無料プランには限られたAIクレジットがあります。公開済みなど利用が認められた短い原稿で試し、必要な取り込み・出力機能の条件を確認しましょう。

まとめ:AIツールを賢く使い、研究本来の価値に集中しよう

AIでスライドの下書きを作る方法を使う場合も、最後は原稿と結果を照合します。通して発表練習を行い、時間と図表の読みやすさを確認したうえで、質問に備える補足資料を用意しましょう。